仮免プログラマの軌跡

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git で『コミットを無視して欲しいファイル』を指定する方法のメモ

 最近、Android アプリのプロジェクト管理に GitHub を使ってます。AIDE(Android 端末上で Android アプリが開発できる素敵なソフト)でも簡単に利用できるので、ちょっとした合間に複数の端末からちょこちょこっと開発をすることができて便利です。
 で、最近新しく作成したプロジェクトを GitHub に Push してみたんですが、何かやたらと「コミット候補」のファイルが多いのです。見ると、アプリをビルドしたときにできる bin ディレクトリなども含めてコミットの候補として挙げているようでこれらのファイルをコミットしないように毎回チェックボックスのチェックを外すのが超面倒になってきました。
 調べたところ、.gitignore という仕組みを使うことで「こいつはコミットしない」という宣言をすることができるようなので、取りあえずその方法をメモした物を書いておきます。なお、この方法は Windows 版の GitHub クライアントを利用していますが、.gitignore さえ同じ場所に同じ内容でコミットすればちゃんと動く……はず。
 ということで、まずは GitHub のクライアントソフトを起動し、無視したいファイルのあるプロジェクトを選択し、右上にある設定項目(歯車アイコン)を選択し、『Repository settings...』を選択しましょう。
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 すると『Ignore Files』というそれらしい項目が表示されます。ここで、その下にある『Add a default .gitignore file.』を選択。
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 これでデフォルトのコミット無視リストが生成されたわけですが、Android プロジェクト用のテンプレ .gitignore が存在するのでそちらを採用しておきます。
gitignore/Android.gitignore at master · github/gitignore · GitHub

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 最後に『Update』ボタンを押せば作業完了です。プロジェクトのルートディレクトリ直下に .gitignore ファイルが配置されました。なので、GitHub クライアントを利用しない方は、同じファイル名で同じ内容のファイルを作成して配置すれば同じ効能があるはず。
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 .gitignore ファイルを追加した後は、ちゃんと bin ディレクトリや gen ディレクトリが無視されていたので当初の目的は達成できました。めでたしめでたし。


AIDE に関する過去記事

Android Studio の正式版が公開されていたので使ってみた(ついでに何箇所かはまってみた)

 20日ほど前に Android Studio の正式版がリリースされていた様で、すっかり取り残された感がありますが使い始めてみました。一応、ベータ版の Android Studio は利用していたので何となくの操作はわかっているつもりでトライしました。まずは公式ページから Android Studioインストーラーをダウンロード(赤線で囲ったところ)します。
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 で、インストーラを起動したらそのまま指示通りにインストールしていきます。SDK の配置場所やプロジェクトのホームディレクトリはお好みで設定をしておきましょう。特に Android SDK は容量が膨れるのでドライブの指定はちゃんとしておきましょう。自分は容量が無いディスクをデフォで指定してしまいインストールし直しました……。インストールが終了したら早速立ち上げてみるとスプラッシュが表示されます。ドロイド君が表示されていたベータとは変わってコンパスになってますね。
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 基本的な利用方法はベータ版と大きな差が無い(と信じている)ので、下記の特集ページを参照しながら開発環境に慣れる作業をボチボチと進めています。
Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方:連載|gihyo.jp … 技術評論社

 さてここまでは余りはまりどころらしき箇所はありませんでしたが、プロキシ接続環境だとはまり箇所があったのでメモ書きとして残しておきます。

  • 起動時に BuildTools をダウンロードできなくてはまるケース
    • Android Studio 起動時に BuildTools をダウンロードしようとするが、Proxy 設定がされていないためにダウンロードできず Android Studio が起動できなくなってしまうケースがありました。Android Studio を起動できないとプロキシ設定ができないのではまり続けることになり、割と本気で困りました。解決策としては『設定ファイルを直接書き換えてプロキシ設定を矛盾した状態にしてやって無理やりネットワーク設定ダイアログを呼び出させる』という力技です。割とお勧めはできない内容ですね……。ネットワーク設定ファイルはデフォルト設定なら『C:\Users\【ユーザ名】\.AndroidStudio\config\options\other.xml』にあるはずです。その中身を以下のオプションの値(通常は false になっているはず)に書き換えます。すると、再起動時にネットワーク設定ダイアログが表示されるのでそこで正しいプロキシ設定をすれば無事に BuildTools もダウンロードできて起動もできるようになりました。

<option name="PROXY_TYPE_IS_SOCKS" value="true" />
<option name="USE_HTTP_PROXY" value="true" />

  • エミュレータがネットに接続できない
    • 上記と同じくプロキシ設定ができていないことが原因だと思われます。公式ページを見ると、エミュレーターのオプション指定が必要なようです。[Run]-[EditConfigurations...]を選択すると出てくる[Emulator]タブにある[Additional commandline options]に【-http-proxy(プロキシ設定内容)】を書けば良さそう。

 取りあえずは軽いアプリを作りながら開発環境になれていこうかしら。ちなみに Android 端末で Android アプリが開発できる『AIDE』も気付けば Android Studio のプロジェクト形式に対応していたので開発が捗りそうな予感。以前は Eclipse でのプロジェクト形式しか対応していなかったので、これは非常に助かる。
AIDE に関する過去記事

とりあえず今後書く予定の内容メモ

「AIDE を使って非常に簡単な Android アプリを作成したので、その内容をまとめる」という大枠は決めたので、後は何を書くか……。とりあえず現状で考えているのはこんな感じ。

  • AIDE の基本的な操作方法
    • コード編集
    • レイアウト編集
    • コード管理
  • 超簡易アプリの作成
    • アプリ実装編
    • アイコン作成編
  • GooglePlay でのアプリ公開
    • APK ファイル作成
    • 登録手順