Kickstarter で投資した!と思ったら翌日の朝にプロジェクトが停止されていた話『JETJAT ULTRA』
良さそうだなぁと思ってたんですが……
先日、紹介した以下の記事の続報です。
記事内でふれたとおり、ちょっと投資してみようかなと思ってポチってみたんですが、翌日の朝に Kickstarter の公式から「おめぇの投資したプロジェクト、一時停止したからよろしく(意訳)」とのメールが……。メールの内容とコメント欄を軽く追ってみると、「この既製品とほぼ同じじゃないか。どういう事か説明してよ」「そのあたりがクリアになるまでプロジェクトは停止ね」という流れっぽい。確かに Amazon でも外側が似ている商品はありましたが自分は機能的には違うと思っていました。しかしそれすら同じ様な機能を搭載した類似品をプロジェクトのウォッチャーが見つけてきて炎上したようです。プロジェクト立案者が反証をしない限りプロジェクトは凍結されたままになります。
PXY CAM ピクシィカム (Black) MODE1 GB302 [日本正規品]
- 出版社/メーカー: ジーフォース
- 発売日: 2015/11/30
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
いろいろな知見を持った人が集うクラウドファウンディングらしい一幕
さて、真偽のほどはおいおい分かる(今のところプロジェクト立案者からのコメントは無し)として、今回と同じような話はこれまでもありました。
こちらはスマホを緊急時にちょっとだけ充電できる持ち運びに便利そうな小型充電池だったんですが、「アップロードされている動画がどうもおかしい、何か変な編集いれてない?」とコメント欄で物言いが付き始め、技術的な検証が有志によって進行した結果、プロジェクト立案者がコメントも残さずフェードアウトしました。Kickstarter の自浄作用というか、割と技術に明るい人も多くみているのでこういったことはたまに見受けられますが非常に良い文化だと思います。
『JETJAT ULTRA』の件はまだ動きはありませんが、今後も注視していきます。ちなみに同じくクラウドファウンディングである Indiegogo でも『JETJAT ULTRA』は資金を調達していましたが、こちらは今も継続しているようです。Kickstarter のコメント欄には「Indiegogo にも通報しますた」というコメントがありましたので、そちらも注目しておこうかなと。
超小型ドローン『JETJAT ULTRA』
追記:何かトラブル発生した模様
blog.vertax.link
そろそろドローンとやらを手に入れてみようかしらと思わせてくれた一品
少し前から何を目的としたわけでもないですが「ドローンが欲しいなぁ」というか「ちょっと触ってみたいなぁ」と思っていました。でもやっぱりお高かったりして手が出せていなかったのですが、Kickstarter でいいものを見つけちゃいました。『JETJAT ULTRA』というこのプロジェクトは非常に小さいドローンを作成するプロジェクトで、とても簡単に誰でも飛ばせるドローンを目指しています。地面に制止させた状態からのテイクオフに加えて、手で放り投げるだけでも飛ばせるようなので誰でも操作できそうな感じがします。
見てくれは「PXY CAM(ピクシィカム)」という既製品に似ています(というか、開発元の MOTA のページを見ると旧型の JETJAT がほぼそれっぽいのですが関係性はよくわからない……)が、色々と異なる仕様が入っています。例えば、「PXY CAM」は撮影した動画は SD カードに保存されるので動画の確認までにひと手間掛かりますが、『JETJAT ULTRA』はスマートフォンと連動し、その場で撮影している映像が確認できます。そしてコントローラーの形も違っていて、『JETJAT ULTRA』はコントローラーの中にドローン本体を収納できます。持ち運びには便利ですね。
PXY CAM ピクシィカム (Orange) MODE1 GB301 [日本正規品]
- 出版社/メーカー: ジーフォース
- 発売日: 2015/11/30
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
ドローンって規制あるんじゃないの?
ドローンを買うのを躊躇していた理由の一つは、これまでに起こったドローン関連の事件で規制が厳しいんじゃないかなと思っていたからです。でも、国土交通省のページをちゃんと読むと『JETJAT ULTRA』はその問題が回避できていました。
今回の法改正により対象となる無人航空機は、「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)」です。
つまりこれを解釈すると、『JETJAT ULTRA』の本体重量は18gなので、この規制に当てはまらないことになります。もちろんだからと言って、人込みで飛ばしていいというものではないでしょうが、購入へのハードルはだいぶ下がった気がします。そもそも自分の場合はそんな人込みでドローン飛ばそうとか思いませんし。ちなみに、ビックカメラのサイトでは、200g以下のドローンを集めたコーナーがあったりするので、このあたりはドローンの世界でもジャンル分けされているのかもしれません。
とりあえず $55(送料込み)のコースがあったので、ひとまず投資してみました。
オープンソースのゲーム機誕生!画面解像度は64×32!『2048』
プログラム学習向けに最適な規模感
オープンソースのゲームコンソールを名乗っているだけあって、自作したプログラムが動作する『2048』。なぜそんな名前なのかというと、ディスプレイが 64個×32個の LED でできているので 64×32=2048 ということらしいです。当然、表現の制限が大きいのですが、その分だけ「何を作るべきか」がだいぶ絞れるはずで、学習には向いているかもしれません。とは言え、最近のスマホ・タブレットに慣れた少年少女にはちと物足りないかも?
ちなみに『2048』は拡張性も備えていて、いくつかのセンサを繋げられるピンがあるので、ゲーム以外にも利用することができそうです。例としては、サウンドビジュアライザやドローンの操縦用コントローラーなどが挙げられています。
プログラムの環境は Windows/Mac で可能となっているので幅広いユーザが利用可能で、チュートリアル用のガイドブックなども付属する模様。また、ユーザが書いたコードをシェアできる機能『Qode Share』を開始予定とのこと。コミュニティの構築も睨んでいます。
とは言え……
オープンなプラットフォームとしては一通りそろっている印象ですが、あとはキッズがどのくらい食いついてくれるかがカギになりそうです。とは言え、前述のとおり、最近の子供はリッチな体験をしているので『2048』の絞った仕様に興味を持つかはちょっと微妙ですかね。ゲーム機上で自分のプログラムが動く、ってのは結構大きな利点なんですが……。