仮免プログラマの軌跡

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ATARI GAME OVER がついに発送されたのでwktk

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本日、Amazon さんから「オーダーのあった ATARI GAME OVER の DVD の配送手続き終わったよ」と連絡が。海外では既に公開済みのこのドキュメンタリーがついに日本でも発売されるということで、ワクテカ状態で待っておりました。明日届くらしいですが、ちょっとじれったい気持ち。

ATARI ってなんぞや?

 下手な知識で解説するのもよろしくないので、Wikipedia へのリンクを貼っておきます。

アタリ (企業) - Wikipedia

 ATARI は世界で最初にできた家庭用ゲーム機器やソフトの開発・販売を行う専門の会社です。社名の「アタリ(相手の石を取るための一手)」は囲碁用語から取ったもので、「どんどん相手を囲んで自陣を広げる」という意味があったとのこと。その後の顛末を聞くと、「シチョウアタリ(どんどん相手の石を追い詰めていくが、最後には相手の石が助かってしまい自分がピンチに陥る)」という言葉も頭に浮かんできてしまいます。とは言うものの、当時の勢いはものすごく、まさに覇者といった感じだったらしいです。ちなみにかの有名な、スティーブ・ジョブズ氏も一時は ATARI に籍を置いていました。

ATARI を語るうえで外せないソフト『E.T.

 そんな ATARI 社を語るうえで外せない一本のソフトがあります。それが『E.T.』。そう、あの映画の『E.T.』を題材としたゲームが存在するのです。大ヒットとなった映画のゲーム化ということで、非常に高額なライセンス料が払われた上で開発が行われましたが、発売時期をクリスマスに合わせるために、実際のゲーム開発期間は6週間未満だったと言われています。この頃の他のゲームでは開発に半年程度かかっていそうなので、それを考えると驚異の短納期です。そんな『E.T.』の売り上げは500万本生産のうち、150万本しか(現代だと結構景気のいい数字ではありますが)売れず在庫を抱えることになります。そしてその在庫たちはこっそりと埋め立てられることになってしまうわけです……。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/15/Atari_E.T._Dig-_Alamogordo%2C_New_Mexico_%2814036097792%29.jpg/220px-Atari_E.T._Dig-_Alamogordo%2C_New_Mexico_%2814036097792%29.jpg
Wikipedia E.T.(アタリ2600)より引用

ATARI GAME OVER は何が素敵なのか?

 そんな埋め立てられたゲームソフト達はいつしか都市伝説として語り継がれるようになりました。そして、月日は流れて2014年に「『E.T.』を掘り起こそう」という、あまりにもロマンがあふれる計画が実行されることになりました。その様子をドキュメンタリーとしてまとめたのが『ATARI GAME OVER』です。Engadget の記事で、徳川埋蔵金の話が引き合いに出されていましたが、確かにそのくらいロマンのある話です。

 日本語版には、ATARIの創業者ノーラン・ブッシュネル氏へのインタビューも収録されるということで、こちらも非常に期待です。