魔法の指輪っぽく見える『NFC Ring 2016 Range』
NFC Ring 2016 Range. One Smart Ring. Unlimited Possibilities by John McLear — Kickstarter
本体自体はシンプルな作り
『NFC Ring 2016 Range』は名前の通り、NFC を搭載した指輪です。最近は NFC タグを搭載したカードは多くなり、その利用範囲も拡大してきています。例えば Suica 等のプリペイドカードや、社員証などにも NFC をベースとした技術が利用されてますね。そんな NFC のタグを指輪に入れ込んでみたらもっと便利になるんじゃないか、というのが NFC Ring の目指しているところだと勝手に理解しました。
『パブリック』と『プライベート』を分ける仕組み
『NFC Ring 2016 Range』が単なる NFC タグを入れた指輪ではない点としては、NFC タグを2つ内蔵しており、それぞれで使い方を変えることを提唱している点です。
パブリックなタグは指輪の外側に埋め込まれており、こちらには公開しても良い情報(Email アドレスや SNS の ID など)を入れておきます。手の甲側なので、悪意のあるユーザに読まれる可能性が少し高いので、こういった情報を入れる場所に使うのが良さそうです。
プライベートなタグは指輪の内側(手の平側)に埋め込まれていて、こちらには公開するのに不適切な情報(PC、スマホのアンロック機能や、自宅のドアのアンロック機能等)を入れることを想定しています。確かに外側よりも読まれにくい場所ではあります。
このように使い分けることで、他人とのアドレス交換には手の甲を、自宅のドアをロック解除したり、スマホのロックを解除するのは手の平をかざすだけ、というちょっとした魔法のような使い心地になるようです。(というか、NFC のタグでロック解除できるドアって、既に一般家庭で導入しているところはあるんですかね)