「スマホを疑似3Dホログラムにする簡単な方法」を試してみた(作り方解説付き)
疑似ホログラムとは何ぞ?
映画・アニメとかでも昔からホログラム技術が出てきますね。何もない空間に映像が浮かび上がるアレです。さすがに「何もないところ」に映像を投影することは個人では無理ですが、「それっぽく見える」ものを作ることは可能です。今回は「プラスチックの板をハーフミラーとして使い、スマートフォンやタブレットで表示した動画を空間に投影してみよう!」という感じです。本物のホログラムとは異なる『疑似ホログラム』といった感じでしょうか。少し前に話題になったハコビジョンなどに近いと思われます。
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ネタ元はこちら
という記事を見て、とりあえず自作してみようと思い立ったわけです。実現に時間がかかったのは自分の行動力が低下しているからだと思われます。
で、上記の記事で「Google Cardboard の様に図面が公開されているわけでもないので、結構手探りが必要そうな予感がします」などと書いたのですが、YouTube の動画で作り方を解説してました……。というわけで、そんな恥ずかしさにもめげずにレッツ自作!
材料
ネタ元とは異なりますが、実際に作成する時に利用したものだけ書いておきます。
●透明なプラスチック製の CD ケース(100均で購入)
●カッター(CD ケースの切断に利用)
●接着剤
●型紙用の紙
●定規(型紙の作成に利用)
●ハサミ(型紙の作成に利用)
●プラスチックをカッターで切るための *根気(重要)*
作り方
【1】型紙を作る
目指す形は上底:1㎝、下底:6㎝、高さ:3.5cm の台形です。
【2】型紙を CD ケースに貼り付けて、それに沿ってカッターナイフでプラスチック片を切り出す
今回使った CD ケースは割と薄いプラスチックだったので、多少苦労はしましたが何とか切り取れました。
これのプラスチック片を計4枚切り出します。
【3】接着剤で4枚の板を「天辺の無いピラミッド」のような形に組み上げる
上から見たところ
横から見たところ
実際に動画を投影してみる
動画は以下のような感じです。スクリーンの4面それぞれに表示する絵が描かれています。
実際にはこんな感じでスクリーンを配置します。一応念のために書いておくと、スクリーンは逆三角形(面積の小さい方の面が下)に置きます。
利用した動画はこちらです。
こんな感じになりました
なかなか素敵ですね。スマホでの動画表示が視界に入ってしまっていますが、実際に動いているところを見ると工作した甲斐が感じられます。
今後の課題
とりあえず今回は、YouTube にアップロードされていた動画を簡易スクリーンに投影してみましたが、オリジナルの動画を作ってみるのも楽しそうです。というか、別に動画でなくても良いわけで、例えば Unity で何か動かせる 3D モデリングを4面に描画できれば、インタラクティブなホログラム体験(ホログラムに表示されているキャラクタを自由に動かす様なイメージ)ができそうな予感がします。
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追記
ちょっとホログラムコンテンツ作ろうとしてみた。